口が開けづらい、開けるとカクンカクンと音がする、口を開けると痛くて食べるのも大変、こんな症状を経験されたことはありますか?

私も過去に経験がありますが、顎関節症はなったことがなければその不便さや痛さが分かりづらいものです。

無理やり開けようとする・閉じようとすると痛むため、一定の可動域でしか口の開け閉めができない。

そのために食べることにも不便する、意外と辛い疾患です。

 

 

昨年10月16日付日経新聞にも紹介されており、20代〜30代で発症することが多い疾患とされています。

以前は手術することも多かった疾患ですが、最近は放っておいても症状が悪化することがないという認識が広がり、ファーストチョイスとして観血的な治療は行わなくなっています。

主な原因として記事で紹介されているのは、

◯噛み合わせ ◯打撲や転倒などの外傷 ◯横向の就寝姿勢 ◯片側だけで物を噛む ◯頬杖などの動作 ◯パソコンやスマホの操作 ◯接触の多いスポーツ ◯精神的ストレス

などです。

また、仕組みとして、顎関節の関節円板がズレることで、動作時に円滑な開閉が出来なくなると紹介されています。

 

 

ところで、最近の徒手矯正セミナーで紹介している顎関節症の原因としては、筋肉の緊張が挙げられています。

諸々の原因はありますが、筋肉が緊張して硬くなることで可動域制限が起こり、また緊張によって顎関節がズレることから円滑な開閉ができなくなる、と言ったところです。

なるほどなと思ったのはここからで、解消法として顎関節の痛みが出る辺りに指を当て、口を開閉するのです。

たったこれだけ?と思う方もいるでしょうが、実際に私が過去に顎関節症になった時、少なくともこの方法を行っている間は口の開閉に支障が出ませんでした。

セミナーで教えていたのは、この指を当てて口を開閉する動作をゆっくり2回ほど行い、少し間を空けて再度同じ動作を繰り返すというもので、2セットないし3セットも行えば楽に口の開け閉めが出来るとのこと。

私自身の顎関節症はすでに治っており実際に試していないので、効果のほどを検証できていませんが、過去の経験でも楽になっていますので、最近口が開けづらいと言う方、試してみてはいかがでしょうか。



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