昨日の「ガッテン」で放送されていた、血圧サージ(波)という事象のお話。

様々な要因が重なる事で、普段は平常血圧のヒトでも、特定の時間帯に急激に血圧上昇するという紹介でした。

急激な血圧上昇は、脳卒中や心筋梗塞の引き金になります。

主に起床後1〜2時間は血圧が高く、深酒、タバコ、階段、トイレ、寒さ、コーヒー、通勤、果ては月曜日という要因でも血圧が上がるそうです。

一般論ですので、ヒトによって当てはまらない場合もあるとは思いますが、これを全部控えると社会活動ができませんw

 

対策も提示しています、ベルトを緩める、スリッパを履く、深呼吸をする、というもの。

NHKは放送ごとの連携をあまり持ちませんが、当院で8月25日に「テロメアとマインドフルネス」という、同じく「ガッテン」の内容を紹介した投稿、これを有効に使えば血圧のコントロールも可能です。

NHKも提示していますが、月曜日や通勤といった項目を見れば、感情が血圧に影響を及ぼすのは明白です。

同様に、怒りや恐怖が血圧を上げることもあります。

階段や坂道などは確かに運動負荷が多少の血圧上昇に寄与するでしょうが、心理面で「階段(坂)かぁ、登るの嫌だな」という負の精神状態が影響することも考えられます。

 

ここまでご覧頂ければ想像に難くないと思いますが、血圧と精神状態はある程度相関性があります。

血圧を制御するためには、精神を落ち着かせる、即ち心穏やかに毎日を過ごすことが重要です。

ヒトに依りますが、その日あった問題を翌日以降に持ち越さないことも、重要なことです。

物事の考え方を変えることも、案外有効です。

例えば、外人は言い合いをしても次回に持ち越さない性質のヒトが比較的多いですが、日本人は前回の事を根に持っているヒトが多いと言われます(その場で吐き出さない事も大きな要因)。

角が立つ事を嫌う国民性が、逆に血圧上昇に寄与している訳ですね。

昔のヒトは神様・仏様に心の中を吐露したものです。

現代は心の中を吐露する機会が減っているようにも見受けますので、その中でマインドフルネスなどの心を落ち着かせる行いを日々の生活に取り入れる事も、今後の健康管理には必要になってくるでしょうね。

 



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