いまヨガの本を読んでいますが、色々と難解ですが面白いので、少し紹介させて頂きます。

 

日本人は仏教を中国由来の宗教と考えていますが、実はインドが発祥なのは知ってる人は知っているお話。

西遊記も、天竺(インド)へ有難いお経を求めていく道中記です。

般若心教の般若波羅蜜多とは、インドのパーラミター女神の漢訳なのだそうです。

 

その他にもインド由来の言葉が紹介されています。

例えば、ヤ◯ザが使う「シマ」という言葉、これはインドのサンスクリット語で「境界」を意味するシーマーからきているのだとか。

また、インドの挨拶は「ナマステ」ですが、この「ナマス」は敬礼・尊敬・経緯を表し、「南無阿弥陀」の「南無」はナマスの音訳です。

更に、マルマ(マルマン)という言葉は「死に至る箇所」を表し、インド武術のカラリパヤットではその急所を断つと失神したり死んでしまうこともあるのだそうで、これが日本でいう「断末魔」に繋がるのだそう。

加えて、ヨガの修法には「バンダ」というものがあり、英語のバンデージ(包帯)はインドのサンスクリットでbandhana(バンダナ)となり、バンダナはインド由来の英語になります。

 

ちなみに、本の中に出てくるものの、結びつきが説明されていない語として、「スカ」という言葉があります。

スカはインドでは安楽、(爽)快感を表す語です。

ここまで言えば日本語の「スカッと」という言葉との繋がりが見えてくると思います。

 

 

ここまで説明してきた言葉は全てヨガに関連するもので、心の作用を停止することを目的とした成就の方法に繋がります。

またヨガは今日、健康面でも利用されているのはご存知の通り。

これら紹介してきた言葉は、心と身体を健康に保つために必要なものであるということで、古来より私たち人間は、言葉からも健康を作り出すことに修身していた訳です。

相手への敬意の言葉が自己の修身になり、心から健康を作り出す、我々も一度そこに立ち返ってみたいです。



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