日頃から往診で街から街へと走り回っていますが、スクーターで風を切るので防寒には注意を払います。
しかし、巷を見ていると結構無防備な人を見かけるので、少し注意喚起の意味で投稿しました。
巷で見かけるそのような人は、主に自転車に乗る人、原付に乗る人です。
座って移動するために、膝が曲がってパンツの裾が上がってしまい、足首丸見えの状態で走っているので、足が冷えてしまう恐れがあります。
足首を含め関節部分には筋肉が少ないため、いったん冷えるとなかなか暖まりません。
筋肉はそれ自体が産熱しますし、筋肉のあるところには血管が通りますので、血管が体温を運んできます。
また、単純な話として、ものは冷えれば硬くなり温まれば緩みますが、関節部分の筋肉や腱にも同じことが言えます。
冷えた状態で普段通りの動きをしても、筋肉が縮こまっていれば動きが大きすぎて、肉離れ・筋肉の攣り、運動制限による転倒や腱損傷など、様々な悪影響が起こり得ます。
また最近よく聞く筋膜の話をすれば、足の筋肉は上部の筋肉と筋膜で連結している為、腰を痛めるなどの原因にもなります。
ちなみに、パンツの裾が上がるということは、上がった隙間から風が入り、膝まで冷えることにも繋がります。
膝に運動制限が出れば、膝痛にも繋がるのは容易に想像できるでしょう。
冷え対策というのはそれだけ大事で、案外抜けが起きやすいということです。
冬の間、特に自転車やバイクなどで移動することが多い人は、足首周りや膝周りを暖かく保護できるようにしていただくだけで、身体の不調を軽減できるでしょう。
普段スクーターで突っ走っていると、どこから風が入るとかどこが一番冷えるということが良く分かりますので、皆さんのお役に立てればと思い投稿しました。
年末ですが、大掃除など普段やらないことを急いで片付けて身体を壊すことのないよう、心にゆとりを持って新年を迎えてください。
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鍼灸千壽堂
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