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兵庫医科大学は2月20日付Scientific Reportsに、裂孔原性網膜剥離に対して硝子体手術を行った患者の手術後にみられる網膜外層のシワを定量的に解析したところ、このシワが、術後の後遺症である視界のゆがみ(歪視)に影響を与えていることが判明した、と発表しました。

同大学の研究グループは、2016年10月~2017年8月までの間に兵庫医科大学病院にて裂孔原性網膜剥離の硝子体手術を受けた25歳~71歳までの患者33名に対して、手術後1か月、3か月、6か月後のデータを解析し、皺襞(しゅうへき、シワを指す)と歪視に相関があるかを調査しました。

結果、網膜剥離の手術後、すべての患者の網膜外層にシワができていたこと、およびシワの存在が歪視に影響を与えていることが明らかとなりました。シワがあることを数値で証明したのは初めてとなるそうです。

今後、皺襞を減らし、歪視になりにくいようにするにはどうしたら良いのか、実用臨床的な側面も研究してみたいと研究グループは述べているのだとか。



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鍼灸千壽堂
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