3月25日付日経新聞の情報を見ていて「?」と思ったので投稿します。

「 希少疾患とは 患者数少なく、薬の開発進まず 」というタイトルの下、記事中段には以下の説明がされていました。

臨床試験で患者の確保が難しいほか、遺伝子組み換えなど高度な治療技術が必要となる。収益が見込みにくいことから製薬会社の開発が進まなかったが、非営利組織や政府が主導して開発を促す傾向が増えている。支援策には治療薬開発に向け独占販売期間の延長や研究開発費の税制優遇、優先審査などがある。

とここまでは、まぁそんなことがあるのか、と思って見ていましたが、その次を見て驚きました。

武田薬品工業などが開発を進める背景には、公的医療保険の費用拡大に伴う薬価の引き下げ圧力もある。がんや生活習慣病向けの製品は今後、収益が下がるリスクがある。一方で希少疾患はほかに有効な治療薬が乏しいほか、患者数も少ないため財源への負担は限られる。競合する企業も少なく、中長期にわたり薬価の維持や収益確保が期待できると見越す。

これって、ニッチ商法やってますと大々的に言っているのと同じことですよね?普通の商売でニッチ商法やるのとは違って命が懸かっているのに、結局利益があげられるかどうかしか判断のベースにないということです。「助けられる命があるから助けたい」というような気持ちは微塵も感じ取れません。もはやこれって医療とは言えないですよね、完全にビジネスです。

まぁ、現代人の健康への意識の低さを考えれば、製薬会社などにカモられるのは仕方ないといえば仕方ないのかも。。。



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