産経新聞の情報です。

京都市こころの健康増進センターが、市内に在住し、10年以上ひきこもり状態が続く40歳以上の子供を持つ家族を対象にして、教室を開く(開いた)とのことです。既に募集は締め切られましたが、1回目は、民間のひきこもり支援団体による支援活動などを紹介し、2回目は、ファイナンシャルプランナーが親の死後に起こる金銭的な問題や備えを提案する内容で、親だけの参加でも可能だそうです。

同センターによると、ひきこもりの中高年の子供を持つ家族の多くは、子供の就労や親の死後の生活に不安を抱えているということです。3月に内閣府が発表した内容によると、40~54歳のうち、15~39才の推計数(54万1千人)より多い61万3千人がひきこもり状態にあるという衝撃の数字が出てきました。

直近では、登戸駅周辺での殺傷事件を起こした犯人も、51歳の引きこもり(当人は引きこもりを否定したそうですが)の男でしたが、この犯人を含めてひきこもり当事者は同居する親や親族の収入や生活保護で生計を立てていることも分かってきているそうです。

昨今では、8050(80歳の親が50歳の子供の面倒をみる現象)問題などとも言われるようになってきており、社会に馴染めない中高年に対してのケアが叫ばれています。人手不足が深刻化しているなかで、引きこもりを社会負債としてよりも社会資産としての捉え方ができる、何か良い方法が見つかると良いのですが、それは今後の課題なのでしょうね。



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