今月9日、新潟県がインフルエンザ流行期に入ったと発表がありました。

新潟県に加えて、静岡県や京都府でも既に学級閉鎖が起きているようです。

これからの時期、「手洗い、うがいを忘れずに」といったことが頻繁に言われるようになります。

当院では、過去にうがいに関する投稿をしたことがありますが、うがいは器具などによほど気を使わない限りおすすめしません。

今回は、手洗いに関しての検証です。

最近、手指消毒剤が広く使われるようになりました、病院、介護施設などでは必ず置いてあります。

外部から入ってきた場合、手洗いを行わなければ手指消毒剤が必要になるでしょうが、きちんと手洗いができれば、手指消毒剤は不要です。

ここに、その根拠となるデータがあります。

新常識として、流水で15秒以上流せば、残存ウイルス数は1％、すなわちおおよその消毒はできるということになります。

石鹸がない水道などでも、15秒以上流水で手洗いすればだいたい問題ない、ということになります。

流水に加えて石鹸があれば、残存ウイルス数は0.0001％まで減らすことができるので、手指消毒剤は不要なのです。

ケースによっては、十分な手洗いの時間が確保できない場合などもありますので、その場合手指消毒剤を併用することはあり得るとは思いますので、あくまできちんとした手洗いができる場合に限るとお断りしておきます。

医療・介護現場では比較的浸透しているこの新常識ですが、一般家庭にはまだまだ認知されていないものと思います。

今回の投稿が、皆さんのお役に立てば嬉しいです。



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鍼灸千壽堂

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