暑さが続きますが、皆様体調を崩したりされていませんでしょうか。

先日、家にあるペットボトルに水を詰めてスクーターで持ち歩いたところ、着いた先で飲もうとしたところ、どうも臭うし味も違う感じがしました。

どうやらペットボトルの成分が熱で水に溶け出してしまったようですが、これって安全なのだろうかと、ふと思ったので少し調べてみました。

 

ペットボトルは「ポリエチレンテレフタレート」というという合成樹脂です。

このポリエチレンテレフタレートは無害で、犬・ラットの動物実験で10%を飼料に混ぜても、3ヶ月間の実験で害は確認されていません。

あのペットボトルの水(というかもはやお湯でしたが)ににじみ出た嫌な臭いを考えると、本当に安全なのかどうかが疑問符ですが、とにかく検索をかけた段階で有害を証明する事例は出てきません。

燃やしても有毒ガスが出ないとか、見れば見るほどペットボトルは夢のような素材に思えます。

あとはこれをご覧になられた方々の判断ですが、熱処理を施すところにペット素材を用いるのは、私個人としては控えたいところです(あの臭い嗅いで健康に良いとは思えませんので)。

ちなみに、ペットボトルは耐熱性が低いため、暖かいお茶用の耐熱ペットボトルでも80度までしか耐えられないので、熱湯は厳禁です。

 

さて、ではペットボトル以外のものは安全かというと、その他のプラスチック製品にはBPA(ビスフェノールA)という環境ホルモンが含まれるんだとか。

環境ホルモンの安全性については諸説あり、安全・危険・証明されていないのだから問題ないというそれぞれの立場の方がいます。

とりあえず安全とか問題ないという話であれば対策をする必要がないのですが、仮に危険だった場合にはどうすれば良いのでしょうか?

危険性を含めて、こちらに説明が書かれていますので載せておきます。

使い捨ての食器類よりもガラスや陶器のお皿、お箸に関してもプラスチック製や使い捨てではなく木や金属のお箸を使うと良いでしょう。

私が経験したように、水筒などについても、暑い時期に車の中やバイクのシート下などに置いておくと、変形や物質の溶け出しが懸念されます。

 

ちなみに、近年「レンチン」ご飯やおかずが普及していますが、そもそも電子レンジに使われているマイクロウェーブは軍事用レーダーに使われていたもので、物質の細胞内にある水分を震わせる事で熱を産生する仕組みです。

たいていの場合、細胞が破壊された状態になるので、ご飯・肉まん等コンビニでレンチンしてもらったものは、冷めると硬くなってしまいます(細胞膜が壊れていたら、保水は不可能です)。

電子レンジも健康問題で取り上げられることがありますが、ここでは取り扱わない事にします。

しかしながら、レンチンの容器はプラスチックがほとんどですので、熱が加わると変形・溶け出しが懸念されます。

レンチンが良いかどうかは別にして、容器は移し替えた方が良いでしょうね。

 

これからしばらくは暑い時期が続きますので、車・家の中・公園のベンチ、至る所が暑くなります。

そんな環境下に置かれた食材やその容器は安全なのか、少し考えてみる必要があるかもしれません。



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