一昨日の投稿で「マインドフルネス」と瞑想のお話をしました。
健康に焦点を当てた場合その目的は同じで、心を制御することで意識・無意識に降りかかるストレスを抑制する、ということになります。
そう考えると、日々の生活の中で実は変な言葉遣いで「?」と思ったり、自分にも知らず知らずストレスになっていたりすることがあります。
個人的に思う、その代表的な言葉が「いゃ」と「えっ?」。
実は昔、自分がこれを多用していたらしく(無自覚)、新入社位の頃に教育担当の先輩からよく怒られました。
今でこそ気を付けて使わないように心掛けていますが、日常の中でもテレビでもこの言葉はよく耳にします。
元々この言葉は「反語」として否定・打ち消しの意味合いで使われるものですが、実社会では「いゃ、確かにそうですね」とか「えっ?分かりました」という使い方をします。
最終的に肯定で終わるのに、なぜ最初に否定から入るのか、今も理解ができませんが、相手にストレスを与えるケースも間々あります。
実際話し相手からこの言葉を聞くと、結構イラっとしませんか?
これらの言葉、本来は違う言葉で置き換えられますね。
「いゃ」は「えぇ」、「そう」、「うん」など。
「えっ?」は「はい」、「えぇ」、少し微妙ですが「ん〜」とか「え〜」とか思案する言葉でも置き換えが可能です。
ちなみに、これらの言葉は口癖になりやすいので、とっさの時に口をついて出てしまいます。
使っている自分でもこのタイミングで言うのはマズイだろう、と思っても口をついて出てきてしまうものです。
「今日は来てくれてありがとう」→「いゃ」、「いつも◯◯ちゃんが話し聞いてくれて、とても有難いんだ」→「えっ?」。
上の2文を見て、後に続く言葉を想像してみると、すんなり出てくるのは否定の言葉です。
まぁ、「いゃ、そんなのは当たり前だろ」とも言えますし、「えっ?そんなことないよ」と言えなくもありません、ただそう言いたいなら反語いりませんよね?
個人的には、余計な言葉を付けることで、「あっ、マズイ、この後の言葉どう繋げばいいかな」と思うこともあります。
それがまたストレスになってしまい、思案しながら言葉探しするので、結果言われて側も言った側も双方ストレスを感じる時もあったりします。
先般の話題ではありませんが、無意識でストレスを抱えたり与えたりするのであれば、少しその癖を直してみるのも方法だと思います。
今回の言葉以外にも、よく言い訳で使われる「でも」、「だって」という言葉も、相手にストレスを与える言葉です。
新入社員の教育現場で、よく矯正される言葉遣いの代表でもあるのではないでしょうか、自分にも記憶があります。
実際、わたしも直すまでには結構意識も必要でしたが、半年くらいはかかったと思います(今でも完璧だとは言いませんが)。
言葉の使い方一つで、ストレスから解放されるのであれば、実践してみても良いのではないでしょうか。
ストレスが軽減されれば、昨日の投稿のようにテロメアが短くなるのを防ぐことができるかも知れません。
物は考えようとは、昔の人はよく言ったものです。
ついでに言葉は使いよう、とも付けたいものです。
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