今日付の日経新聞に、がん治療薬オプジーボの薬価が来月から24%下がるという記事が掲載されていました。
現在は100mlあたり約36.5万円のところ、来月から約28万円になるとのことで、承認当初の73万円だった頃から比べると61%ちょっと下がったことになります。
2014年に承認されて以降、適応対象が拡大しており、患者数の分母が増えたことが薬価引き下げの大きな要因と言えます。
だいぶ安くなりましたが、まぁ高い薬であることに変わりはないですね。

近年、難病と言われる、比較的患者数の少ない病気に対しての新薬が次々と承認されています。
すべての人を救いたい、という願いは分かるのですが、大衆向けの薬でないものにはかなり高い薬価が設定されるため、それが国民医療費を押し上げる要因になっています。
そもそも当院が以前から申し上げている、「薬は毒だ」という前提のもとでは、極力薬に頼ることなく生活できることが望ましいのですが、時代はそれに逆行しているように思えます。
がん治療薬を含め、副作用が取り沙汰されることも多くありますが、そもそも「薬に副作用はない、すべては薬の作用だ」という考え方の医師もいるくらいです。
今元気に生活できている方々は、なるべく薬のお世話にならないように、日頃の生活から注意していただければ幸いです。



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鍼灸千壽堂
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